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雲や虫を撮る三枚目カメラマンが名探偵に 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』新装版が10月22日発売

雲や虫を撮る三枚目カメラマンが名探偵に 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』新装版が10月22日発売

東京創元社は、泡坂妻夫さんのデビュー50周年を記念して、代表シリーズの第1巻『亜愛一郎の狼狽 【新装版】』を創元推理文庫から刊行しました。発売日は2026年10月22日です。

雲や虫を撮る三枚目カメラマンが名探偵に 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』新装版が10月22日発売

雲や虫を被写体にする青年カメラマンが、奇妙な事件を解き明かす

物語の中心にいるのは、雲や虫を被写体にしている青年カメラマン、亜愛一郎(ああいいちろう)です。長身で整った顔立ちをしているのに、立ち振る舞いはなぜか三枚目。ところが、ひとたび事件に出くわすと独特の論理を組み立て、並外れた推理力を見せます。美形なのに三枚目という愛すべき名探偵が、奇妙な事件を鮮やかに解決していくシリーズです。

本書はシリーズの第1弾で、全8編を収録しています。収録作のひとつ「DL2号機事件」は第1回幻影城新人賞の佳作に入選した作品で、「ミステリ界の魔術師」と呼ばれる著者の記念すべきデビュー作にあたります。解説は、権田萬治さんと法月綸太郎さんが担当しています。

収録作品

  • 「DL2号機事件」
  • 「右腕山(みぎうでやま)上空」
  • 「曲った部屋」
  • 「掌上の黄金仮面」
  • 「G線上の鼬(いたち)」
  • 「掘出された童話」
  • 「ホロボの神」
  • 「黒い霧」
雲や虫を撮る三枚目カメラマンが名探偵に 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』新装版が10月22日発売

新たな装丁と、続く刊行予定

新装版の装画はまめふくさん、装幀は大岡喜直さん(next door design)が手がけました。判型は文庫判で、ページ数は392ページ、定価は1,100円(税込)です。ISBNは978-4-488-40232-7、Cコードは C0193、文庫コードは M-あ-1-4 となっています。

シリーズはこの先も新装版での刊行が続き、第2弾『亜愛一郎の転倒』は2027年1月に、第3弾『亜愛一郎の逃亡』は2027年4月に刊行される予定です。

創元推理文庫では、名作ミステリを新しい装いで送り出す新装版の刊行を進めています。刊行順の書目は次のとおりです。

  • ドン・ウィンズロウ『ストリート・キッズ』(東江一紀訳)【好評発売中】
  • 相沢沙呼『卯月の雪のレター・レター』【好評発売中】
  • 飛鳥部勝則『殉教カテリナ車輪』【好評発売中】
  • 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』【好評発売中】
  • 11月刊――道尾秀介『シャドウ』
  • 12月刊――若竹七海『ぼくのミステリな日常』
  • 1月刊――泡坂妻夫『亜愛一郎の転倒』
  • 4月刊――泡坂妻夫『亜愛一郎の逃亡』

なお、刊行書目や時期は事情により変更される場合があります。10月以降に刊行予定の新装版についても、東京創元社の公式サイトなどで書影が順次公開されていきます。

著者・泡坂妻夫について

泡坂妻夫(あわさか・つまお)さんは1933年東京生まれ。76年に「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となり、デビューしました。78年に『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年に『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年に『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年に『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞しています。

著書には『亜愛一郎の狼狽』『湖底のまつり』『煙の殺意』『妖女のねむり』『しあわせの書』『生者と死者』『夜光亭の一夜』などがあります。奇術の世界でも著名で、69年には石田天海賞を受賞しました。2009年に亡くなっています。

出典:株式会社 東京創元社

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